フィリピンで日本の電化製品を使うには変圧器が必要:電圧220V 60hz

海外旅行をしたことがある方はご存じかと思いますが、国によってコンセントの電圧が違います。 

(ちなみに「コンセント」は和製英語なので、英語では通じません。 
 差込口はSocketまたはOutletといいましょう。電源プラグはPlugです。) 

フィリピンの場合、電圧220ボルト、周波数60ヘルツとなっています。 
日本の場合、電圧は100ボルト、周波数は東日本50ヘルツ・西日本60ヘルツとなっています。 

ですから、多くの機器では、変圧器(英語ではtransformerと言います)が必要です。 

フィリピンのコンセントの形状は、ほとんどが日本のものと同一です。 
(たまに3つ穴があるものもありますが、2つの穴に日本のものと同じプラグを挿せます) 

なので、コンセントの形状の変換プラグを買う必要はないのですが、そのまま挿せてしまうのが逆に危険なのです。 
ついうっかり220Vに対応していない機器をフィリピンのコンセントに挿してしまうというミスに繋がってしまいます。 

100ボルトでしか使えない機器をフィリピンのコンセントにさしてしまうと、「ボンッ!」という音がして壊れてしまったり、特に異常はないかと思いきや、しばらくすると煙が出てきたりするなど、危険です。 
(実は、私もこの「ついうっかり挿してしまって壊した」ことが2度ほどあります) 

電化製品のACアダプタや本体をよく見ると、電圧・周波数がいくつで使えるのかが書いてあります。 
実は、そのまま海外でも使えるものもあります。 

たとえばノートパソコン。たいていのノートパソコンの充電器は世界中で使えるようになっています。(ただし、お持ちものがそうなっているどうかはご自分でご確認ください) 
私の持っているものは、「INPUT:100-240V~ 50-60Hz」と書いてあり、220Vが含まれているので、そのまま使えるのです。 

また、持ってくる方もけっこういらっしゃる携帯ゲーム機でいうと、PSPプレイステーションポータブル)の充電器も「INPUT:100-240V~ 50-60Hz」とあるので、そのまま使えます。(ただし、バージョンや出荷時期によって異なる場合がありますので、お持ちのACアダプタの表示をよくご確認ください) 

一方、英語学習ソフトも多いニンテンドーDSの充電器は日本国内専用なので使えません。日本で海外でも使える充電器を買うとよいでしょう。(現地で現地向けの充電器を買うという手もありますが、その後他の国に行くことを考えると、どこの国でも使えるものを買った方がいいでしょう) 

残念ながらほとんどの電化製品、「100V」とか「~110V」などと書いてある製品の場合は、変圧器が必要です。 
日本で220Vに対応した変圧器を買っておくか、現地で買うことになります。 

セブの場合、たいていの電器店で変圧器は置いてありますが、巨大ショッピングモールSMの中にある「ACE Hardware」に行くと、種類が豊富です。 


価格は上限の電力量(ワット数)などによって差がありますが、目安としては1,000ペソ(約2,600円)前後です。 
しかし、現地で購入できるものはINPUT220V専用だったりして他の国で使えるとは限りませんし、かなり重くて大きいので、帰国の際には他の日本人学生に買ってもらうとよいと思います。 

あるいは、ドライヤーなど、消費電力(ワット数)の大きいものは対応する変圧器が高価なため、日本から持っていかず、現地で新しいものを買ってしまった方がいいかもしれません。 


基本的に、ほとんどのノートパソコンがユニバーサル対応なので、変圧器を必要とする場合はそれほどないかもしれません。 
ただ、意外と盲点なのが日本の携帯電話の充電器。壊してしまわないようにお気をつけください。 
携帯電話の場合、変圧器を使わずに、パソコンのUSB端子から充電してしまうというのもよさそうですね。

ちなみに韓国は、ほとんどがフィリピンと同じ220V・60Hzで、電源プラグの形状だけ違います。 
韓国の方々は、間違って機器を壊してしまうこともないし、安価な変換プラグを買うだけでよいのです。楽ですね。うらやましい。 
セブが韓国人にも大人気なのは、このためだったりして? 

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